【他社比較】Exness(エクスネス)のスプレッド｜全口座・全通貨ペア一覧

どんなサービスでも手数料は安いほど良いものですが、FXで「隠れた手数料」と呼ばれ、特に重要な要素となるのがスプレッドです。

このため、Exness（エクスネス）に関心を持った時も「Exnessのスプレッドが高いのか低いのか」という点は、多くの人が特に知りたいところでしょう。

この記事では、そうした関心にお応えして「全ての口座別・通貨別のExnessのスプレッド」と「他社のスプレッドとの比較」をまとめていきます。

Exness自体に関心がある方も「一番スプレッドが低い海外FXの業者を知りたい」という方も、ぜひ参考になさってください。

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Exness（エクスネス）のスプレッドの基礎知識

Exness（エクスネス）のスプレッドに関して、はじめに理解しておくべきポイントをまとめると、以下の通りです。

1. スプレッドは常に変動する
2. 深夜・早朝はスプレッドが広くなる
3. マイナー通貨はほど広くなることが多い
4. 経済指標の発表時は広くなる
5. 暴騰・暴落など相場の変動が激しい時は広くなる
6. 口座タイプによって外付けの手数料がかかる

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

スプレッドは秒単位で変動する

Exnessも含めて、スプレッドが「変動制」のFX会社では、スプレッドは常に変動します。

そのため、当記事でまとめている一覧のスプレッドも、あくまで「平均」であり、常にその数値というわけではありません。

（ゼロ口座など一部例外もあります）

深夜・早朝はスプレッドが広くなる

ExnessだけでなくどのFX会社でも、深夜や早朝はスプレッドが広くなります。

この理由は「取引をする人が少ない」ため「流動性が低くなる」ためです。

スプレッドは「流動性が低いと広がる」ようにできています。

理由は、流動性が低いということは「買ったものをすぐに売れない」ためです。

買ってすぐ売れるなら、買値と売値の差はほぼつきません。

スプレッドとは「買値と売値の差」のことなので、この状態ならスプレッドは狭くなります。

つまり、取引量が多い（流動性が高い）状態だと、スプレッドは狭くなるのです。

逆に取引量が少ないと広くなるため、深夜・早朝はスプレッドが広がります。

マイナー通貨はほど広くなることが多い

一部例外はありますが、ExnessでもどのFX会社でも、マイナー通貨ほどスプレッドが広くなるものです。

この理由は、上の「早朝・深夜」で説明した流動性の低さにあります。

マイナー通貨は、ドル円のようなメジャー通貨と違い、取引量が多くありません（流動性が高くありません）。

このため、時間帯に関係なく「全体的にスプレッドが広くなる」わけです。

（もちろん、早朝や深夜はさらに広がります）

経済指標の発表時は広くなる

重要な経済指標（経済ニュース）が発表された時は、相場が大きく動きます。

大抵、その指標やニュースは「ドル円は売り」「ドル円は買い」など、片方の論調に大きく偏るものです。

そのため、取引は殺到するのですが、流動性は下がります。

「ひたすら売りだけ」「ひたすら買いだけ」の相場になると、取引が成立しないため「流動」はしないのです。

このため、経済指標の発表時はExnessのスプレッドも広くなることがほとんどです。

暴騰・暴落など相場の変動が激しい時は広くなる

経済指標の発表がなくとも、暴騰や暴落が起きることはあります。

たとえば、どこかの国で大きな災害が起きたら、その国の通貨が売られるため、その通貨が大きく下落することが多いものです。

また、このようなわかりやすい材料がなくとも「巨大なヘッジファンドが猛烈な売買をしかけた」などのケースでは、原因不明の乱高下が起きることもあります。

このように原因がわからない場合でもわかる場合でも、相場の変動が激しければ取引が成立しない場面が増えるため、流動性が下がり、スプレッドは広くなることが多いものです。

（激しく変動しつつも常に揺れ戻るような相場であれば、スプレッドは変わらないということもあります）

取引手数料がかかる口座タイプもある

スプレッドは隠れた手数料といわれますが、実際の手数料ではありません。

そのため、たとえばスプレッドが完全なゼロの時に取引をした場合、取引にかかるコストは0円となります。

このようにスプレッドは「手数料のようなものだが、金額が固定されていない」ものです。

一方、外付けの手数料（たとえば「取引手数料」などの名称）は、金額が固定されています。

この取引手数料は、たとえスプレッドがゼロの瞬間に取引をしようと「必ずかかる」ものです。

Exnessの場合、この取引手数料は「かかる口座とかからない口座」があります。

かかる口座は「ロースプレッド口座」と「ゼロ口座」です。

かからない口座は「スタンダード口座・スタンダードセント口座・プロ口座」です。

この違いは何かというと、手数料がかかる口座は「スプレッドが非常に狭い」ということです。

「スプレッドを安くするので、手数料を払ってください」というスタンスを取っています。

かからない口座は「スプレッドが高くなる分、手数料は取りません」というスタンスです。

上級者ほど「スプレッドが狭い瞬間」を狙って取引をできるため「手数料がかからない口座」の方が有利になります。

（そのため「プロ口座』は手数料がかからないようになっています）

逆に初心者の方は、いつでもスプレッドが狭い「ロースプレッド口座・ゼロ口座」が向いていることも多くあります。

Exness（エクスネス）の口座タイプ別スプレッド一覧

Exness（エクスネス）には、以下の5つの口座タイプがあります。

1. スタンダード口座
2. スタンダードセント口座
3. ロースプレッド口座
4. ゼロ口座
5. プロ口座

これらの口座タイプが変わると、同じ通貨ペアでも平均スプレッドが変わります。

ここでは、そのような「口座タイプ別の、全通貨ペアの平均スプレッド」を一覧にしていきます。

スタンダード口座

スタンダード口座の平均スプレッドは、以下のページで確認できます。

【参考】スプレッド・スタンダードセント口座｜Exness公式サイト

以下、マイナー通貨とエキゾチック通貨は表を畳んで一覧にします。

メジャー通貨

通貨ペア	平均pips
AUDUSDm	1.4pips
DXYm	2.3pips
EURUSDm	1pips
GBPUSDm	1.2pips
NZDUSDm	2pips
USDCADm	2.1pips
USDCHFm	1.4pips
USDJPYm	1.1pips

マイナー通貨

エキゾチック通貨

スタンダードセント口座

スタンダードセント口座の平均スプレッドは、以下の公式ページでご覧いただけます。

【参考】スプレッド・スタンダードセント口座｜Exness公式サイト

以下、メジャー通貨以外は表を畳んで一覧にします。

メジャー通貨

通貨ペア	平均スプレッド
AUDUSDc	1.4 pips
EURUSDc	1 pips
GBPUSDc	1.2 pips
NZDUSDc	2 pips
USDCADc	2.1 pips
USDCHFc	1.4 pips
USDJPYc	1.1 pips

マイナー通貨

エキゾチック通貨

ロースプレッド口座

ロースプレッド口座の平均スプレッドは、以下の公式ページで確認できます。

【参考】スプレッド・ロースプレッド口座｜Exness公式サイト

以下、メジャー通貨・マイナー通貨・エキゾチック通貨それぞれの一覧表をまとめていきます。

メジャー通貨

通貨ペア	平均スプレッド
AUDUSD	0.2 pips
DXY	0.8 pips
EURUSD	0 pips
GBPUSD	0.1 pips
NZDUSD	0.5 pips
USDCAD	0.3 pips
USDCHF	0.2 pips
USDJPY	0 pips

マイナー通貨

エキゾチック通貨

ゼロ口座

ゼロ口座の平均スプレッドは、以下の公式ページで見られます。

【参考】スプレッド・ゼロ口座｜Exness公式サイト

それぞれの平均スプレッドを一覧にしていきます。

メジャー通貨

通貨ペア	平均スプレッド
AUDUSD	0 pips
DXY	0 pips
EURUSD	0 pips
GBPUSD	0 pips
NZDUSD	0 pips
USDCAD	0 pips
USDCHF	0.1 pips
USDJPY	0 pips

マイナー通貨

エキゾチック通貨

プロ口座

プロ口座の平均スプレッドは、以下のページから確認できます。

【参考】スプレッド・プロ口座｜Exness公式サイト

それぞれの平均スプレッドを一覧にしていきます。

メジャー通貨

通貨ペア	平均スプレッド
AUDUSD	0.9 pips
DXY	1.4 pips
EURUSD	0.6 pips
GBPUSD	0.7 pips
NZDUSD	1.2 pips
USDCAD	1.3 pips
USDCHF	0.9 pips
USDJPY	0.7 pips

マイナー通貨

エキゾチック通貨

Exness（エクスネス）のスプレッドを他のブローカーと比較

Exness（エクスネス）のスプレッドについて「他社と比べて高いのか低いのか知りたい」という人も多いでしょう。

ここでは、そのような関心に応えるため、Exnessと並ぶ大手であるBigBoss（ビッグボス）とXM（エックスエム）のスプレッドと比較します。

『スタンダード口座』と『プロ口座』の両方で比較するので、初心者の方でも中上級者の方でも参考にしていただけるでしょう。

スタンダード口座での比較

通貨ペア	Exness	BigBoss	XM
USD/JPY	1.1pips	1.4pips	1.6pips
EUR/USD	1.0pips	1.9pips	1.6pips
GBP/USD	1.2pips	2.1pips	2.1pips
EUR/JPY	2.2pips	1.9pips	2.3pips

スタンダード口座でのスプレッドは、3社の中で最も低いといえます。

太字が「一番低いスプレッド」ですが、4ペアのうち3ペアがExnessとなっています。

スタンダード口座はどのFX会社でも「最もメジャーな口座」です。

そのスタンダード口座で一番狭いため、Exnessのスプレッドは「海外FXの主要な業者の中でも特に狭い」といえるでしょう。

プロ口座での比較

通貨ペア	Exness	BigBoss	XM
USD/JPY	0.7pips	0.2pips	0.6pips
EUR/USD	0.6 pips	0.5pips	0.6pips
GBP/USD	0.7 pips	1.4pips	0.9pips
EUR/JPY	1.4 pips	0.6pips	1.1pips

プロ口座では、BigBoss（ビッグボス）が一番安くなります。

Exnessは「GBP/USD」で一番安くなっていますが、それ以外は全てBigBossです。

ただ、BigBossのプロ口座は取引手数料が「片道4.5ドル」発生します。

それを考えると、トータルでの金額はExnessの方が安くなる可能性もあるでしょう。

BigBossのスプレッドについては、下の記事で詳しくまとめています。

【関連】BigBoss（ビッグボス）のスプレッド・口座別一覧

Exnessのよくある質問

最後にExnessのスプレッドに関するよくある質問を見ていきます。

1つずつ回答していきますので、気になるところがあれば参考にしてください。

スプレッドが異常に広がっているのはなぜですか？

スプレッドが異常に広がる理由は、取引数量が大幅に増えているためです。

特に経済指標発表時には取引量が多くなってしまうため、業者側は対抗してスプレッドを広げてしまう傾向があります。

スプレッドが急激に広がっている場合は、通常の数値よりも明らかに多くの金額を取られてしまうため気をつけてください。

スプレッドが急激に広がる時間帯はオセアニア時間と呼ばれる日本時間朝方もあります。対象の時間は取引数量が少ないためスプレッドを広げる傾向があります。

ロースプレッド口座のスプレッドが狭い理由はなぜですか？

ロースプレッド口座のスプレッドが狭い理由は、取引手数料を請求しているためです。

スプレッドを狭くする代わりに、取引手数料でExness側に利益が入るようにしています。

手数料は片道3.5ドルとなっており、往復で7ドル分の手数料を支払わなければ取引できない点に注意してください。

取引手数料はスプレッド換算で0.7pipsになります。手数料を加えてもスタンダード口座よりも低スプレッドで取引できる傾向があります。

エキゾチック通貨のスプレッドが広い理由はなぜですか？

エキゾチック通貨はマイナーな銘柄のため、取引量が少ない点が影響しています。

取引量が多い通貨であればスプレッドを狭くしても利益は出ますが、エキゾチック通貨はマイナーであまり取引されないため利益が出せません。

Exness側としては苦渋の選択ではありますが、エキゾチック通貨に関してはかなりスプレッドを広げているのです。

広いスプレッドが適用されているのは仕方ない部分もあります。他の業者を利用しても同様の対応が取られるためスプレッドの数値が高いのは諦めておきましょう。

ゼロ口座のスプレッドが0pipsの場合お金は取られないのですか？

ゼロ口座のスプレッドが0.0pipsだった場合でも手数料を支払わなければなりません。

手数料の数字は最低で0.2ドル相当となっていますが、取引銘柄や数量によって変化するため手数料が多くなる傾向もあります。

0pipsであれば見た目上はお金を取られないのですが、実際には手数料で請求されている金額がある点には気をつけてください。

ゼロ口座の取引手数料は変動します。固定で手数料を取られるわけではないため数字には気をつけてください。

Exnessの口座で一番スプレッドが狭いのはどれですか？

Exnessの口座で一番スプレッドが狭くなるのはゼロ口座です。

ゼロ口座を利用すれば、スプレッドの数値は0.0pipsとなる場合があります。

よりスプレッドを狭くしたいと考えている場合は、ゼロ口座を選択して取引する方法も有効です。

取引手数料の概念はあるものの、スプレッド単体で見ればゼロ口座が一番狭いスプレッドを記録しています。

【まとめ】Exness（エクスネス）のスプレッド

まとめると、Exness（エクスネス）のスプレッドは「スタンダード口座で特に低い」ものです。

逆にプロ口座の場合はBigBossやXMTradingの方が低スプレッドになるため、上級者や専業トレーダーは、これら2社の方が適している可能性もあります。

いずれにしても、FXで大事なのはスプレッドだけではないため、そのFX会社の総合的なスペックで比較する必要があります。

Exnessは最大レバレッジ無制限など多くのメリットがあるFX会社なので、関心がある方はぜひ下の公式サイトから無料登録をし、詳細をチェックしてみてください。