国内FXと海外FXの違いは？それぞれの特徴を解説

FX初心者の方であれば誰もが気になる国内FXと海外FXの違い。

海外のFX業者でも近年は日本人トレーダーをターゲットに完全日本語対応されている取引所が次々と参入してきています。

どのFXサイトが稼げるのか、安心なのかなど、疑問に思う方は少なくないのではないでしょうか？

ここからは、FXの知識を伸ばしたい方や、これから本格的にFX取引所に登録をしていきたい方向けにまとめていきます。

国内FXと海外FXの特徴や、おすすめ海外FX取引所、よくある質問を徹底解説していきます！

国内FXと違って、人気の高い海外FX業者は追証がなく、ゼロカットシステムを採用しています。

また、国内FXの場合、最大レバレッジは25倍ほどですが、海外FXであれば1,000倍とより高いレバレッジでの取引が可能です。

高レバレッジでの取引は必要証拠金も少なくなりますので、少額で海外FXに挑戦してみたい方にもおすすめです。

下記の記事でおすすめの海外FX業者を紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

参考：海外FX業者おすすめランキング20選｜日本人に人気の業者を紹介

国内FXと海外FXの違い

FXを始める際にポイントとなる国内FXと海外FXの違いですが、どちらの口座を開設しようか迷う方も少なくないかと思います。

これらの違いを詳しくご存知でしょうか？

国内FXは日本の法律の下で運営されている業者で、全ては金融庁からの登録を受けているため、安心度が高いといえます。

一方で、海外FX業者はそれぞれ運営国の管理の下で運営されており、ライセンス情報も確認することが可能なため、どちらとも高い信頼度があることには変わりありません。

また、FXで取引を行っていく際には、少ない資金でもレバレッジを使うことで大きく利益を出すことができる機能があり、このレバレッジ倍数の上限にも国内FXと海外FXでは違いがあります。

国内と海外のFX業者では、それぞれ特徴があり自分に合ったサイトを選んでいくことがFXで稼いでいくことができるポイントとなります！

どちらにもメリットや注意点があるため、この機会にこれらの違いを明確にしていきましょう！

関連：海外FX業者おすすめランキング20選｜日本人に人気の業者を紹介

国内FXの特徴

国内FXを利用することの最大のメリットは、やはり日本国内で運営されているということから信頼性が高いということがあります。

日本でFX業者として運営していくためには、金融庁に登録される必要があり、完全な日本語対応が可能なため安全性に関しても高い印象が挙げられます。

そこで、海外FXと比較した場合に、国内FXの特徴となるポイントを6つ解説していきます！

DD方式

DD方式とは、Dealing Desk（ディーリング・デスク）方式の略で、トレーダーとFX取扱業者が1対1で取引をおこなう方式のことを指します。

主に国内FX業者のほとんどが導入している仕組みであり、トレーダー→FX業者→インターバンク市場の順で投資家からの資金を流していきます。

特徴としては、スプレッドが狭く設定されているため、トレーダーにとっては分かりやすいという点、また取引コストも低くすることが可能なためトレーダーが利益を狙いやすくなります。

一方で、「リクオート」というトレーダーが注文した瞬間に約定されず、FX業者からレートが再提示され、希望していた取引を拒否される場合があります。

これは、FX業者目線から見て、その取引が損失につながる可能性があるということで起こります。

最大レバレッジが25倍

どの国内FX業者でも、レバレッジは最大で25倍と法律で規制されています。

つまり、10万円口座に預けたらその25倍の250万円分までトレードが可能ということです。

トレーダー側を保護するために規制されている制度であるため、一気に大きな利益を狙うことは多額の資金を用意しない限り難しいです。

しかしながら、その分大きく損をすることもないため、特に初心者FXトレーダーの方にとってはメリットも言えます。

追証あり・ゼロカットシステムなし

追証とは追加証拠金の略称で、委託保証金を追加で差し入れなければならない状態のことを指します。

特にレバレッジ取引で保証金を担保とした場合、証拠金維持率を下回った場合に追加で資金を入金しなくてはいけないリスクがあります。

また、ほとんどの国内FXではゼロカットシステムが採用されておらず、仮にFX口座上で損失が出たとしても、その損失をFX業者が肩代わりしてくれることはありません。

ただし、国内FXのレバレッジは最大で25倍と決められているため、多額の借金を抱えてしまう可能性はそこまで高くありません。

しかし、トレーダーには常に慎重な資金管理が必要となり、プレッシャーも大きくなるでしょう。

国内の金融庁に許可を得ている

日本国内で運営されているFX取引所は、国内金融庁から許可を得て運営されています。

そのため、信頼性・安全性共に高く確保されており、万が一その国内FX業者が破産した場合でもトレーダーの資金は国から保護されているため安心です。

国内だけでも様々なFX業者が存在していますが、安全性をより重要視する方は上場企業のFX業者を選んでいきましょう。

利益額に関わらず、税率が一律

国内FXは申告分離課税が適用されるため、利益額に関わらず税率は一定です。

具体的に言うと、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%の3つがあり、合計で20.315%の税率が利益に対してかかります。

海外FXの場合、累進課税(後述)が適用されているため、利益が大きくなるほど税率も高くなります。

大きな利益を得た場合でも税率が一定である点は、国内FXのメリットと言えるでしょう。

また、申告分離課税が適用される国内FXは、損失の繰り越し控除が可能です。

国内FXで損失が発生した場合でも、その損失は翌年から最大3年繰り越しできます。

利益を出した年に損益通算を行えば、支払うべき税金を減らすことができるわけです。

MT4・MT5を利用できない場合がある

国内FXの場合、MT4・MT5を利用できる業者は多くありません。

多くの国内FX業者は独自の取引ツールを提供しているため、カスタマイズの自由度は低いです。

そのため、MT4やMT5を使って取引したい場合には、国内FXよりも海外FXの方がおすすめできます。

海外FXの特徴

国内FXの特徴が分かったところで、次に海外FXの特徴について見ていきましょう。

外国のFX業者なんて何だか怪しそう、安全なのかと思ってしまう方も少なくないかと思いますが、安全なFX取引所では様々なライセンスを取得しながら運営をされており、厳しい監査をクリアしている業者も多いです。

一概に海外FX＝怪しいという概念を捨て、ご自身に合った安全なFX業者を見極めることができるようにしましょう！

ここからは、海外FXの特徴を6つピックアップして徹底解説していきます！

NDD方式

国内FXに採用されているDD方式とは違って、海外FXのスタンダードはNDD方式（No Dealing Desk）で、トレーダーからの注文がインターバンク市場へ直結している仕組みです。

FX業者の人間に介入されることなく、取引を約定させることが可能なため、リクオートが起こる心配もありません。

そのため、トレーダーの納得している最も有利なレートで取引ができるということから、透明性が高く、高い為替レートで注文をすることが可能です。

取引プラットホームはMT4が主流

FX業界で頻繁に見かけるプラットフォームにMT4とMT5がありますが、これらの違いは何なのでしょうか。

一部の海外FXでは、これら2つのプラットフォームからトレーダーが選択することができるサイトもありますが、基本的に多くの海外FXではMT4が主流となっています。

これらの違いは以下の表で確認してみてください。

特徴	MT4	MT5
リリース日	2005年	2010年
動作スピード	普通	早い
メモリ消費量	少ない	多い
時間足の種類	9種類	21種類
チャートタイプ	同じ	同じ
標準インジケータ	普通	多い
両建て	可能	可能
板注文	不可能	可能
ワンクリック注文	可能	可能

最新であるのはMT5の方で動作のスピードが早く、使いやすさにも定評があります。

しかしながら、MT4の方が自動売買（EA）に関して優勢となっているため、FXでも自動売買をメインに使っていきたいトレーダーにはMT4がおすすめです。

ハイレバレッジ取引が可能

国内FX業者では最大で25倍と法律で規制されているレバレッジですが、海外FX業者には日本の法律は当てはまりません。

時には100倍以上のレバレッジをかけることが可能で、海外FXで有名な業者であるXMでは最大で888倍までものレバレッジをかけながら取引を行なうことができます！

つまり、10万円口座に預けたらその888倍の8,880万円分までを買うことができるということになり、短時間で一気に稼ぐことができるという点が上級者トレーダーにとって非常に魅力的なポイントでしょう。

追証なし・ゼロカットシステムあり

海外FXでは追証がないため、予め入金していた額以上に損失が出ることがありません。

また、海外FXの最大のメリットも言えるゼロカットシステムですが、万が一トレーダーにとって損失が発生した場合はFX業者がその額を肩代わりしてくれるため、高いレバレッジをかけながら取引することのハードルが高くありません。

なぜこのようにトレーダーにしか得がないような仕組みを採用しているのでしょうか？

それは、海外FX業者が採用しているNDD方式が関係しており、トレーダーとインターバンク間の取引が発生していくたびに、FX業者には利益が発生するシステムとなっているからです。

また、追証なし・ゼロカットシステムを採用すると新規のトレーダーが口座開設してくれる対象となったり、積極的にトレーダーが取引するたびに手数料を確保することができたりと、海外FX業者にとってもメリットがあるのです。

累進課税が適用される

海外FXで得た利益は累進課税の対象です。

税率は5%から最大で45%まで上がり住民税の10%も課されるため、課税所得が4,000万円を超えれば、所得の半分が税金で引かれることになります。

課税所得	海外FXの税率（住民税を含む）
~195万円	15％
195~330万円	20％
330~695万円	30％
695~900万円	33％
900~1,800万円	43％
1,800~4,000万円	50％
4,000万円~	55％

利益が大きくなっても税率が変わらない国内FXと比べると、海外FXの税金面はデメリットの一つと言えるでしょう。

ボーナスキャンペーンが豪華

国内FX業者に比べて、海外FX業者は豪華なボーナスキャンペーンを実施していることが多いです。

例えば、日本人トレーダーから人気の高いXMであれば、以下のようなボーナスがもらえます。

• 口座開設ボーナス：口座開設するだけで13,000円分のボーナスをもらえる
• 入金ボーナス：入金額に応じてボーナスがもらえる（最大10,500ドル分)
• ロイヤルティプログラム：取引するごとにボーナスと交換できるポイントを獲得できる

口座開設ボーナスであれば、口座開設するだけでもらえるため、自己資金を準備する必要がありません。

FXに興味はあるものの、自己資金を使って取引するのが不安な方におすすめできます。

参考：【毎日更新】海外FXのおすすめ口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーンを徹底比較

海外FXでよく勘違いされること

続いて、海外FXでよく勘違いされることを紹介していきます。

海外FX業者で取引しても違法にはならない

海外FX業者で取引したからといって、違法になることはありません。

なぜなら、FX取引においてトレーダーがどの業者を利用しようと、それを制限する法律は定められていないためです。

海外FX業者の中には金融庁から警告を受けている業者も多く、「その業者を利用するのは違法なのでは？」と思う人もいるかもしれません。

しかし、金融庁からの警告は「日本居住者をターゲットとした勧誘行為をしている疑いのある海外FX業者」に向けて出されたものであり、その業者を利用するトレーダーに対して出されているわけではありません。

金融庁に登録していないくても危険ではない

海外FX業者は日本の金融庁に登録していませんが、それが直接危険ということにはなりません。

海外FX業者の多くは、”あえて“金融庁に登録していないケースが多いです。

金融庁に登録しないのは、登録することで取引条件が大きく制限されるためです。

上記の通り、海外FXの魅力と言える取引条件が金融庁に登録することで制限されてしまうことから、海外FX業者は意図的に登録していません。

また、人気の高い海外FX業者の多くは、金融ライセンスを取得しています。

金融ライセンスは「現地での運営を許可されている証拠」であり、取得することで安全性が大きく高まります。

反対に、金融ライセンスを取得していない業者は危険と言えるので、海外FXを始めるのであれば、金融ライセンスを取得している業者を選びましょう。

ハイレバレッジ=高リスクというわけではない

海外FXの醍醐味とも言えるハイレバレッジですが、「ハイレバレッジ=高リスク」というわけではありません。

確かに、ハイレバレッジでの取引は大きな利益を狙える反面、損失も大きくなるというのは事実です。

しかし、海外FX業者の多くはゼロカットシステムを採用しているため、口座残高以上の損失が発生した場合でも、追加で入金を行う心配がありません。

また、レバレッジが高いほど必要証拠金も少なくなるため、少額でリスクを抑えながら、ハイレバレッジ取引に挑戦することも可能です。

参考：海外FXのゼロカット・追証なしとは？仕組みや注意点を徹底解説！

英語力が必ずしも必要になるわけではない

海外FXを利用するからといって、英語を読める必要はありません。

人気の高い海外FX業者であれば、日本語に対応していることがほとんどです。

さらに、XMやAXIORYのように、カスタマーサポートに日本人スタッフが常駐している業者もあります。

海外FXが初めてで不安のある方は、日本語サポートが充実している業者を選ぶと良いでしょう。

おすすめの海外FX取引所4選

国内FXと海外FXの違いや特徴が分かったところで、ここからはFX初心者からベテラントレーダーの方まで人気のおすすめ海外FX取引所をご紹介していきます！

これらは全て完全日本語対応になっており、ライセンスも取得しながら運営されているFX業者のため、安全度・信頼度共に業界トップクラスのFXサイトです！

XM

世界で最もトレーダーが多いと言われている「XM（エックスエム）」は、世界196ヵ国（20言語）でサービスを展開しており、海外FX業者の中でもトレーダーから受ける満足度や評価が高いことが一番の特徴です。

海外FXといえばXMと選ばれるくらい日本人トレーダーも多いため、豊富に用意されているボーナスやキャンペーンを利用してお得に利用していきましょう！

運営会社	Tradexfin Limited
登録住所	F20, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles
金融ライセンス	セーシェル金融庁 FSA：No.SD010
ボーナス	新規口座開設ボーナス入金ボーナスロイヤリティプログラム期間限定プロモーション友人紹介プログラム各種無料サービス
最大レバレッジ	1,000倍
取引手数料	無料（XMゼロ口座のみ$5/1Lot）

Axiory

業界最狭のスプレッド、かつ99.9%の約定率を保っている「Axiory（アキシオリー）」は、手数料も安く取引を行うことが可能です。

MT4、MT5、cTraderの3つのプラットフォームからトレーダーの好きに選んでカスタマイズしていくことが可能なため、ご自身の使いやすいようにデザインしていくことが出来る点も魅力的な海外FX業者の一つです。

運営会社	Axiory Global Limited
登録住所	No. 1 Corner of William Fonseca Street, Marine Parade, Belize City, Belize, C.A.
金融ライセンス	ベリーズ金融：000122/267
ボーナス	不定期で様々なボーナスを開催
最大レバレッジ	400倍
取引手数料	2万円以下の入出金：一律1,000円

FXGT

通貨のみならず仮想通貨やゴールド、DeFiトークン、NFTなどの取引にも対応している「FXGT（エフエックスジーティー）」。

通貨ペアのみならず仮想通貨の最大レバレッジも1,000倍までに設定しながら取引を行なうことが可能で、一部銘柄でスワップフリーであることも魅力的です！

また、様々なボーナスにも定評がある海外FXであるため、ボーナスを受け取りながらお得に取引をしていきましょう！

運営会社	360 Degrees Markets Ltd
登録住所	Room 12, First Floor, Kingsgate House, Victoria, Mahe, Seychelles
金融ライセンス	セーシェル金融庁 (FSA)：SD019
ボーナス	新規登録ボーナス100% Welcomeボーナス70% WelcomeボーナスLoyaltyボーナス30%Loyaltyボーナス Supercharger
最大レバレッジ	1,000倍
取引手数料	銀行振込（出金）の場合にのみ発生

BigBoss

BigBossは取引環境に重点を置いた海外FX業者です。

最大1,111倍のレバレッジ取引、高い約定力、豪華なボーナスキャンペーンなどが特長に挙げられます。

加えて、信託保全がある上に、日本語サポートも高品質であることから、安全性の高い業者をお探しの方や英語での問い合わせに自信のない方などにおすすめです。

参考：BigBoss(ビックボス)の評判は？リアルな口コミと特徴を紹介

運営会社	Prime Point LLC
登録住所	Vistra Corporate Services Centre, Suite 23, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Mahe, Seychelles
金融ライセンス	SVG FSA：セントビンセント・グレナディーン金融庁 登録番号：380 LLC 2020
ボーナス	・口座開設ボーナス ・100%入金ボーナスキャンペーン ・BigBossポイント(BBP) ・BBC入金10%ボーナス
最大レバレッジ	1,111倍
手数料	5万円以下の入金：1,000円 出金：2,000円

国内FXと海外FXの違いに関するQ＆A

それでは、最後に国内FXと海外FXの違いに関してよくある質問に回答していきます。

海外FXと国内FXの税金の違いは何ですか？

海外FXは累進課税のため、稼いだ利益は多くなればそれだけ税率が上がります。

ただし、国内FXの場合は、一律税率20%と決められているのが違いとしてあります。

どちらが自分のトレード成績において低く抑えることができるかを計算しておくとよいでしょう。

国内FXが稼げない理由は何ですか？

国内FXが稼げないとされている理由の一つにレバレッジの低さが挙げられます。

国内FX業者は日本の法律上25倍が最大レバレッジと決められているため、取引に使う資金を多く持っていない限り大きく利益を出すことが難しいためです。

国内FXと海外FXどちらがおすすめですか？

有名海外FXは、完全日本語対応されているサイトも数多く存在しています。

そのため、国内FXサイトと同じように利用することができ、かつレバレッジも海外FXの方が高く、追証なし・ゼロカットシステムも採用されているため、個人的には海外FXの方がおすすめだと感じています。

【まとめ】国内FXと海外FXについて

ここまで国内FXと海外FXの特徴やおすすめ海外FX業者をご紹介してきました。

どちらにもメリット・デメリットが存在するため、ご自身にとって重視する点は何なのかを決めた上でFXサイトを選んでいきましょう！

多くの海外FXサイト内では新規口座開設後に、様々なお得なボーナスを獲得することができるため、最初はそれらを使いながら操作方法や自分にしっくりくるサイトなのかを知ることができます。

参考：【毎日更新】海外FXのおすすめ口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーンを徹底比較

また、当サイトでは様々な安全で信頼度の高い海外FX業者を紹介しているため、トレーダー初心者の方からベテラントレーダーの方まで役に立つ情報を見つけることができること間違いないでしょう！