海外転勤でタイ在住になるんだけど、国内のFX業者は利用できるの?
タイ在住者が利用できるおすすめの海外FX業者はどこ?
この記事では「タイ在住者が利用できるFX業者」について解説していきます。
最近は税金の安さから日本を離れタイに拠点を構えるFXトレーダーが増えていますが、そのほか転勤などの理由によってタイ在住者になる方も少なくありません。
タイ在住者になるといわゆる日本の「国内FX業者」が利用できなくなりますので、FXを続ける場合には海外FX業者の口座を開設しなければなりません。
ここでは、そんなタイ在住者におすすめの海外FX業者と利用する際のメリット・注意点を詳しくまとめました!
- タイ在住の日本人は国内FX業者が利用できなくなる
- タイ在住者におすすめの海外FX業者は「XMGlobal」
- XMGlobalは追証制度がない
- XMGlobalは新規口座開設で13,000円分のボーナスが貰える
- タイの最大所得税率は35%なので日本より税金が安くなる
下記の記事では数ある海外FX業者の中から、おすすめの業者を厳選して紹介しています。
海外FX業者選びでお困りの方はぜひご覧ください。
参考:海外FX業者おすすめランキング20選|日本人に人気の業者を紹介
タイ在住者では国内FX業者が使えない
税率の低さ、納める税金の安さを求めて海外に移住する人は増えてきています。
その中でも人気が高いのは同じアジアの国である「タイ」です。
タイは日本よりも物価や税金が安く、国内で累進課税率を課せられるFXトレーダーからすると非常に住み良い国として知られています。
また、タイには日本の企業も多くあり、海外転勤などを理由にタイ在住となる方も少なくありません。
そんなタイ在住者がFXをするには、日本で「海外FX業者」と呼ばれるところを利用することになります。
こちらは国内大手FX会社「トレイダーズ証券」が運営する「みんなのFX」のよくある質問ページ画面です。
ご覧のように日本国外に居住を構えることになった場合は「口座を解約(閉鎖)しなければならない」と明記されています。
つまり、海外に住んでいる人は日本のFX口座が使えないということです。
そのため、自分でタイに移住した人も仕事でタイに転勤した人も、タイに住んでいる限りは日本以外のFX業者を利用しなければならないわけです。
逆に言えばタイ在住者は気兼ねなく海外FX業者を利用できるとも解釈できます。そこで、次にタイ在住者へおすすめしたいFXブローカーを見ていきましょう。
タイ在住者におすすめの海外FX業者は「XMGlobal」
タイ在住者におすすめの海外FX業者は「XMGlobal」です。
日本でも「XM」は知名度が高い海外FX業者ですが、XMGlobalはそのグループ会社のひとつが運営しています。
- XMTrading:日本在住者向けのXM
- XM.com:ヨーロッパ在住者向けのXM
- XMGlobal:その他の国で利用できるXM
ご覧の通り、居住国によって利用できるXMグループ会社が分けられているということです。
とはいえ、XMTrading(日本向け)とXMGlobalの取引環境やボーナスはほとんど変わりません。
そのため、もともと日本でXMTradingを利用していた方でも、XMGlobalに乗り換えれば同じ条件でトレードができるわけです。
XMGlobalの口座タイプ
タイ在住者がXMGlobalで選べる口座タイプは5つです。
そのうちひとつは「株式投資用のShares Account」となります。
FX取引用の口座タイプは4つで、以下のような取引条件となっています。
Micro口座 | Standard口座 | UltraLowMicro口座 | UltraLowStandard口座 | |
ロット単位 | 1000通貨 | 10万通貨 | 1000通貨 | 10万通貨 |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 1000倍 | 1000倍 |
最小スプレッド | 1.0pips~ | 1.0pips~ | 0.6pips~ | 0.6pips~ |
スワップ | あり | あり | 一部なし | 一部なし |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
追証 | なし | なし | なし | なし |
入金ボーナス | あり | あり | なし | なし |
実際にXMGlobalの口座開設フォームに進むと、これら4つの口座タイプと株式用口座の中から利用する口座タイプを選ぶことになります。
- 少ない取引数量から始めたい方はMicro口座
- 一般的な取引条件で始めたい方はStandard口座
- 入金ボーナスがなくても狭いスプレッドで勝負したい方はUltraLowタイプの2口座
スプレッドが狭く、メジャー通貨ペアやゴールドなどのスワップポイントが0円になるところがUltraLowタイプ口座の特徴です。
入金ボーナスは付与されませんが、取引条件だけを考えれば利用する価値が十分にある口座と言えます。
なお、初心者の場合は取引量を抑えられてボーナスも貰えるMicro口座をおすすめします。
XMGlobalのボーナスキャンペーン
XMGlobalでは様々なボーナスを提供しています。
このあたりもタイ在住者にXMGlobalをおすすめする理由となりますが、その内容を以下にまとめたのでご覧ください。
- 新規口座開設ボーナス:13,000円相当
- 入金ボーナス:最大50万円相当
- 友人紹介ボーナス:ひとり当たり最大35ドル
- XMP:独自ロイヤリティポイントプログラム(上限なし)
- 無料VPS:残高500ドル相当・毎月2ロット分の取引でVPSが無料で使える
ご覧のようにボーナスが充実しているところもXMGlobalの魅力です。
特に口座開設するだけで13,000円相当のボーナスが貰えるところは初心者にとってありがたいサービスと言えるでしょう。
なお、入金ボーナスについては5万円までが100%、そのあとは累計ボーナス50万円に達するまで入金額の20%がボーナスとして反映されます。
口座残高が500ドル相当以上で月間取引量が2ロット(20万通貨)以上だとVPSが無料で使えるのも大きなポイントです。自動売買(EA)をするならVPSが必須なので、その点から考えてもXMGlobalはおすすめと言えます。
参考:【毎日更新】海外FXのおすすめ口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーンを徹底比較
XMGlobalの口座開設方法
XMGlobalの口座開設方法は以下の通りです。
- XMGlobal公式サイトにアクセス
- 口座開設フォームを開く
- 登録者情報を入力
- 口座タイプやMT4・MT5を選択
- 本人確認書類をアップロード
- 審査後、口座開設が完了
XMGlobalの口座開設方法は一般的なFX業者と変わりがありません。
登録する人の氏名・住所・メールアドレスなどを入力し、使用する口座タイプや取引プラットフォーム(MT4・MT5)を選択したら後は本人確認書類(顔写真付きの身分証)の画像をアップロードするだけです。
登録した情報と身分証の情報に相違がなければスムーズに口座開設できますので、タイ在住者の方もぜひ試してください。
タイ在住者が海外FX業者「XMGlobal」を利用するメリット
ここからはタイ在住者がXMGlobalを利用するメリットについて解説していきます。
- 信頼性と実績に優れている
- 現地の通貨「タイバーツ」がそのまま使える
- 日本のFX業者よりも税金が安い
なぜXMGlobalをおすすめするのか知りたいという方は、こちらを参考にしてください。
信頼性と実績に優れている
XMグループは数ある海外FX業者の中でも信頼性と実績が非常に優れています。
先ほども少し触れた通りXMグループは世界中に支社を持ち、それぞれの国に対応した金融ライセンスを保有しています。
これまでに不当な出金拒否や口座凍結といった事例がなく、またどんな相場であったとしても「追証なしのゼロカット対応」をおこなってきました。
- 口座残高がマイナスになったとき、そのマイナス分の金額をFX業者側が補填する仕組み
- XMでは「ネガティブバランスプロテクション(マイナス残高の保護)」という名称で取り扱っている
- 海外FX業者の中にはゼロカットを謳いながら自社が不利になったとき、その条件を反故にするところもある
大半の海外FX業者ではゼロカットシステムを採用していますが、過去には「ゼロカットと言いながら自社の損失が大きくなったときにその条件を反故にした業者」も存在します。
有名なのは「スイスフランショック」のときですが、この際にはいくつかの海外FX業者がゼロカット対応せずトレーダー側に追証を請求しました。
しかし、XMグループはスイスフランショックのときでもしっかりと「ゼロカット」を守っています。
こうしたことからXMグループは信頼性が高く安心して利用できるFX業者と言えるわけです。
現地の通貨「タイバーツ」がそのまま使える
XMGlobalではタイの法定通貨「バーツ」がそのまま取引用の資金として使えるようになっています。
タイ在住者からすると直接バーツで取引できるのはありがたい部分です。
わざわざドルやユーロに交換する手間が掛からず、また余計な手数料負担も発生しません。
日本のFX業者よりも税金が安い
タイは日本よりも税金が安い国です。
そのため、日本に住んだまま国内FX業者を利用するより、タイに移住してXMGlobalを利用した方が税金面で得をします。
しかもタイの物価は日本の半分くらいなので、仮にタイ在住で月間50万円の利益を得た場合には日本で100万円を稼いだことと同じくらいの価値になるわけです。
こうした理由からタイに拠点を移す日本人トレーダーも少なくありません。
次にタイの税金がどれくらい安いのか?について見ていきましょう。
タイ在住者が海外FXで利益を得た場合の税金計算方法
タイでは日本の累進課税率と同じ仕組みが採用されています。
ただし、日本の累進課税率よりもタイの税率は低く、課税対象となるのが「所得税だけ」というのが大きなポイントです。
日本の累進課税率は5%~45%で、これに加えて住民税10%が課されます。しかし、タイの累進課税率は5%~35%で住民税が掛かりません。
課税対象所得(バーツ) | 日本円換算(1バーツ=3.5円計算) | 税率 |
15万バーツ以下 | 約52万円 | 0% |
15万~30万バーツ | 約52万~105万円 | 5% |
30万~50万バーツ | 約105万~175万円 | 10% |
50万~75万バーツ | 約175万~262万円 | 15% |
75万~100万バーツ | 約262万~350万円 | 20% |
100万~200万バーツ | 約350万~700万円 | 25% |
200万~400万バーツ | 約700万~1400万円 | 30% |
400万バーツ以上 | 約1400万円以上 | 35% |
こちらがタイの累進課税率となります。
仮に課税対象所得が1000万円の場合は「税率30%」となりますが、日本の場合だと「税率43%」です。
最高税率を比べても35%(タイ)と55%(日本)なので、その差はかなりあると言えるでしょう。
なお、課税対象となる所得は「利益」から「経費」「控除」を差し引いた金額となり、このあたりは日本と同じ仕組みが採用されています。
タイ在住者が海外FX業者を利用する際の注意点
タイ在住者が海外FXを利用するときには以下の点に注意しましょう。
- 必ずXMGlobalのような信用性のあるところを選ぶ
- 利用規約ページを日本語翻訳にかけて出来る限りその内容を理解する
- 海外FX業者に対応した現地銀行口座を利用する
海外FXを始めるときは業者選びがもっとも重要なポイントです。
怪しい海外FX業者を使うと「利益が引き出せない」「いきなりサイトにアクセスできなくなった」などのトラブルに遭います。
こうした危険性を排除するためにもXMGlobalの利用を推奨しているわけですが、口座開設するときは利用規約ページによく目を通しておきましょう。
また、タイ現地の銀行を利用するときは海外FX業者の入出金に使えるかどうかも確認しておいてください。
タイ在住者の海外FXに関するQ&A
それでは最後にタイ在住者の海外FXに関する疑問をQ&A形式で解消していきます。
- タイに税金を納めることになる条件は?
- タイ在住者が国内FX業者を利用し続けた場合はどうなる?
- XMGlobalに借金リスクはある?
- FXの専業投資家がタイに移住するためのビザは?
タイに税金を納めることになる条件は?
タイでは以下の条件を満たす方が納税者として扱われます。
- 課税対象年度の滞在日数が180日を超えている
- 日本から給与所得を受け取っていない(サラリーマンの場合)
- タイ現地法人から給与を受け取っている(サラリーマンの場合)
1年のうち180日以上をタイで過ごしている場合には税金をタイへ納めることになります。
また、サラリーマンの場合は日本の企業から給与を貰っておらず、現地の企業から給与を受け取っている方が課税対象者となりますので覚えておきましょう。
海外転勤の場合は、タイの現地にある法人企業から給与を貰っているとタイの課税対象者となります。
タイ在住者が国内FX業者を利用し続けた場合はどうなる?
日本からタイに移住した人が、そのまま国内FX業者を利用し続けると「違法」になります。
記事前半でも紹介したように国内FX業者は「国内居住者のみ」を対象としていますので、海外へ引っ越した場合は口座の解約をおこなってください。
違法だと知りながら取引を続けた場合には法的に罰せられる危険性もあります。
XMGlobalに借金リスクはある?
XMGlobalは追証を請求しない「ゼロカットシステム」を採用しています。
そのため、自分が入金した金額以上の損失は生まれません。
つまり自分でカードローンや消費者金融を利用しない限り、借金リスクはゼロということです。
FXの専業投資家がタイに移住するためのビザは?
FXの専業トレーダーがタイに移住するためのビザは『LTRビザ』(長期滞在者ビザ)が該当します。
このLTRビザには4つのカテゴリがありますが、その中の「富裕層」が該当するカテゴリです。
「富裕層」のLTRビザの取得条件は、以下の通りです。
- 純資産額:100万ドル以上
- 個人所得:年間8万ドル以上(直近2年)
- タイへの投資額が50万ドル以上
「1ドル150円」として、あえて簡略化してまとめると、以下の通りです。
- 1億5,000万以上の純資産がある
- 直近2年の年収が1,200万円以上
- タイに7,500万円以上投資している
③の「タイへの投資」というのは「タイの国債・株式・公社・ベンチャーキャピタル・不動産」が該当します。
日本人が選ぶ場合は、主に国債・株式・不動産になるでしょう。
この7,500万円分はFXとは関係なくなるため、たとえば資産1.5億円というギリギリラインの場合、FXで回せる金額は7,500万円となります。
また、FXの資産額が相場で減少したら基準を満たせなくなるため、余裕を持って合計2億円程度で申請する必要があるでしょう。
【参考】9月開始の長期滞在者(LTR)ビザの概要、投資委員会が説明(2022年7月)| JETRO
こう考えるとかなりハードルが高いので「留学ビザ」を取得するのがベストといえます。
「タイで法人設立をして、自分で就労ビザを発行する」という方法の場合「日本人1人あたり、4人のタイ人を雇用する」という厳しい条件があります。
それ以外の法人設立の条件は以下の通りです。
- 発起人3名(タイ人が1名必要)
- 資本金300万バーツ(約1300万円)
- 監査人にタイの公認会計士を付ける
- オフィスを借りている(先に借りる)
仮に日本人2名で設立したら、タイ人8人の雇用が必要ということです。
これは相当にハードルが高いため、現実的なのはやはり「学生ビザ」でしょう。
今後「デジタルノマドビザ」のルールが変わる可能性があるため、そちらをうまく活用する方法も、誕生するかもしれません。
海外FX業者を利用する場合はタイバーツが利用されるようになるのですか?
はい。タイバーツを稼げることになります。
タイに対応している業者の場合は、タイバーツで口座が管理されることになります。
タイでFXの利益が出た時にかかる税率はいくら?
タイ在住者がFXで利益を出した場合は、最大で35%の税率が発生します。
日本の税率は最大55%なので、かなり安い税率といえます。
タイの利益詳細は以下の通りです。
利益額(バーツ) | 利益額(日本円) | 税率 |
---|---|---|
15万バーツ以下 | 50万円以下 | なし |
15万~30万バーツ | 50~118万円 | 5% |
30万~50万バーツ | 118万~197万円 | 10% |
50万~75万バーツ | 197万~295万円 | 15% |
75万~100万バーツ | 295万~395万円 | 20% |
100万~200万バーツ | 395万~788万円 | 25% |
200万~500万バーツ | 788万~2000万円 | 30% |
500万バーツ~ | 2000万円以上 | 35% |
【まとめ】タイ在住者の海外FXについて
様々な理由によってタイ在住者となる方におすすめの海外FX業者を紹介してきました。
タイ在住者におすすめの海外FX業者は「XMGlobal」です。
XMGlobalは大きなレバレッジ・狭いスプレッド・豊富なボーナスを特徴とする海外FX業者で、他社よりも実績や信頼性に優れています。
なお、タイは日本よりも税金が安くFXには適した環境です。
タイ在住となったからには副業のひとつとして海外FXにぜひ挑戦してみてください。
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