ポーカーのオールインの対策は?計算方法やマナーを解説

- オールインって何?
- オールインするメリットを知りたい!
- 具体的なタイミングは?
ポーカー(テキサスホールデム)には様々なアクションが存在しますが、中でも「オールイン」は一番強いアクションです。
オールインをすることで、リスクを伴いますが相手から多大なチップを獲得できる可能性を秘めているからです。
本記事では、そんなオールインの特徴や適切なタイミング・計算方法・対策について紹介します。
- オールインは自分が持っているチップを全てかけること
- オールインをすることで、リバーまでカードを見ることができる
- オールインはセミブラフを混ぜるといい
- オールインによってサイドポットができるときがある
ポーカー(テキサスホールデム)のルールを覚えていない方は下記の記事をご覧ください。
参考:【完全解説】ポーカー(テキサスホールデム)のルールブック

- 紹介文
-
TikTokフォロワー数25万人超えのインフルエンサー。
ダンス歴18年でミュージカル15作品以上に出演し多岐にわたる活動をしている。
ポーカー歴は1年。
YouTubeにて自身のポーカーチャンネル「うだちーポーカーChannel」を開設。
ポーカー活動を中心に動画投稿している。

- 紹介文
-
TikTokフォロワー数25万人超えのインフルエンサー。
ダンス歴18年でミュージカル15作品以上に出演し多岐にわたる活動をしている。
ポーカー歴は1年。
YouTubeにて自身のポーカーチャンネル「うだちーポーカーChannel」を開設。
ポーカー活動を中心に動画投稿している。
ポーカーのオールインとは

オールインとは、ポーカー(テキサスホールデム)で使用される用語の一つで、プレイヤーが持つチップすべてを1回のベットにかけることを指します。
これは、プレイヤーが持つチップのうち、ベットに対して不足している分を含め、全てのチップをベットすることもあります。
オールインを行うことで、他のプレイヤーは同額のチップを賭けることでしか、そのプレイヤーと対戦することができません。
オールインを行ったプレイヤーは、その後のベットpuriには参加できず、そのハンドが終了するまで持っているチップをすべて賭けたままとなります。

オールインをお互いすればアクションをすることが無くなるので、その場でショウダウンすることになります
ポーカーオールインの特徴6選
ポーカー(テキサスホールデム)におけるオールインの特徴は以下の通りです。

相手に最大限のプレッシャーを与えることができる
オールインは相手に大きなプレッシャーを与えることができます。
「ここで勝負を終わらせたい」「相手にプレッシャーを与えたい」時にはオールインすることをおすすめします。
相手からしても並大抵のハンドではコールできないからです。
特にMTTで自分が相手よりも多くのチップを持っている場合は、より積極的にオールインをしてプレッシャーをかけましょう。
相手からしたら飛んでしまう可能性があるため、チップの少ないプレイヤーの方がよりプレッシャーを感じることになります。
サイドポットができるときがある
オールインによってサイドポットができるときがあります。

例えば3人のプレイヤーがそれぞれ異なる額をオールインしたとします。
3人のオールインの場合はできるポットは3つです。
始めはメインポットを作ります。メインポットは最も額が少ない人のオールインの額×人数を今まで溜まったポットに足します。
こちらの場合ですとAのオールインの額が最も少ないので、300×3で900がメインポットに足されます。
次に少ないのがBの先ほどの額を引いた400×2でサイドポット1は800になります。

Aはメインポットですべての額を出したのでサイドポットには参加していません
最後にCの残った額1300がサイドポット2になります。
それぞれ参加しているポットで役の強さを競い合い勝ったプレイヤーがポットを獲得することができます。

サイドポット2はCのみの参加なので、Cがもらうことになります
リバーまでカードを見ることができる
誰か一人でもオールインをするとリバーまでカードを見ることになります。
フラッシュになるためにはもう1枚同じ絵柄が必要な時などはオールインをすると最後のカードまで見ることができるので、有効な手段といえます。
加えてオールインをすることで、相手を降ろせる可能性があるので一石二鳥です。
チップをすべて失うリスクがある
オールインはプレイヤーが持つすべてのチップをベットする行為であるため、当然ながらチップをすべて失うリスクが伴います。
相手にプレッシャーを与えられる手段であることは間違いありませんが、こちらにも相応のプレッシャーがかかることを忘れてはいけません。
オールインを選択するハンドは、冷静に見極める必要があります。
特にトーナメントの場合、チップがなくなった時点で負けが決定することから慎重になるべきです。

確かに、良い面だけでなくリスクも考えなくてはいけないですね……

諸刃の剣とも言える手段なので、冷静な判断が重要な作戦ですね……!
オールイン以降はアクションができない
オールインを選択すると、それ以降はアクションができなくなります。
オールインした後に事態が変化したり判断の誤りにきづいたりしても、待つことしかできなくなるため注意が必要です。
やはりオールインはここぞというときに、身長かつ冷静な判断のうえで選択すべきでしょう。
オールインすべき主なタイミングに関しては、後ほど詳しく解説します。

慎重な判断が必要なだけに、うまく決まれば大きな効果を期待できる感じがしますね。

正確にオールインのタイミングを判断するには、しっかりと勉強したり経験を積んだりする必要がありそうですね!
バリューを最大化できる
オールインの特徴としては、バリューの最大化を図れる点も欠かせないでしょう。
オールインはすべてのチップをかけるハイリスクなアクションである一方、勝った時に受け取れるものも多くなるハイリターンなアクションでもあります。
ヘッズアップで勝てばチップの2倍、さらにそれ以上にチップをゲットできるチャンスもあるアクションです。
ただし繰り返すようにリスクも大きいため、実行には冷静な判断や見極めが求められると認識しておきましょう。

自分が勝てる確率とオールインにコールされるかどうかを見極めることがポイントですね…!
ポーカーのオールインの計算方法
1対1のオールインと複数人によるオールインでは、賭けるチップの計算方法が異なります。


それぞれ見てみましょう。
1対1でのオールイン
初めに、1対1でオールインを行う場合を見ていきます。

下記の画像を例に進めていきます!

プレイヤーAが$300でオールイン、プレイヤーBが$700でオールインした状況です。
オールインでは、自分がポットに入れたチップ分しか得られないという特徴があります。
そのため、プレイヤーAが勝っても、$1000をもらえるのではなく、$600を獲得できます。

余った$400はプレイヤーBに返還されます。
一方で、プレイヤーBが勝った場合、合計$1000を獲得できます。
複数人でのオールイン
続いて、複数人がオールインした場合です。

プレイヤーAが$300、プレイヤーBが$700、プレイヤーCが$1000でオールインした状況です。
複数人がオールインした場合、メインポットは最もチップの少ない人を基準に作られます。

プレイヤーA~Cの$300×3=$900がメインポットということですね!
そして、サイドポットは次にチップが少ない人を基準に作られます。
プレイヤーA、B、Cがそれぞれ勝った結果は以下の通りです。
勝者 | 得られるチップ |
---|---|
プレイヤーA | $900 |
プレイヤーB | $1700 |
プレイヤーC | $2000 |
プレイヤーAは最低金額の$300を賭けていたため、メインポットの$900を獲得できます。

余ったサイドポットは2番目に勝った人が獲得できます!
次にプレイヤーBが勝利した場合、$1700(メインポット+サイドポット)を獲得できます。
残りの$300(プレイヤーCが賭けたもの)は、そのままプレイヤーCに返還されます。
そして、プレイヤーCが勝利した場合、$1700(メインポット+サイドポット)+$300(プレイヤーC自身が賭けたもの)=$2000を獲得できます。
ポーカーをオールインをするおすすめのタイミング
ここではポーカー(テキサスホールデム)でオールインするおすすめのタイミングを紹介します。

勝っていると思ったとき
オールインの基本は勝っていると思った時にします。
オールインにコールをもらったら最大限のチップを獲得することができるからです。
しかし、勝っていると思ってオールインしても負けていることがあるので、自分の役は考えうる役の中でどの程度強いのかを理解しておくことが大切です。
相手のハンドレンジを想定して自分のハンドが相手のハンドレンジに含まれるハンドよりも勝っていることの方が多いと考えるならオールインをした方が良いです。
セミブラフをしたいとき
オールインをするときはセミブラフをしたいときにも有効です。
セミブラフによって現状では負けていても強い役になる可能性が残っているので、コールされても勝ち目があります。
相手がフォールドしてくれることと強い役ができる点から、2重の可能性があるため多くのプレイヤーがセミブラフを使ったオールインをします。

ブラフについて詳しく知りたい方はポーカー(テキサスホールデム)ブラフの記事を閲覧しましょう。
相手を降ろしたいとき
こちらは少々強引ですが、相手を降ろしたいときにオールインをすることがあります。
ただしこの場合、オールインをする前に今までのアクションを振り返って降ろせそうなときにしましょう。
また、今までのプレイを見てフォールドする可能性が高い相手に限定する必要もあります。
フォールドしない相手にブラフオールインをしてもすぐコールされてしまうので気を付けましょう。

「オールインすればフォールドさせられる」と単純に考えすぎると、結果として相手がフォールドせず困ったことになるケースも…!
チップがコール必要額に足りないとき
強いハンドを持っていて相手よりもチップが少ない場合、相手にフォールドさせないためにオールインをする方法も考えられます。
相手のフォールドを防ぐことで、自分のバリュー最大化を図るオールインだと言えるでしょう。
ルール上、相手のベット額よりも少ない金額のチップしかもっていない場合は、コールすると自動的にオールインしたことになります。
相手との読み合いを制して利益を最大化するために、オールインを活用してみましょう。

オールインの判断基準には自分のハンドだけでなくチップの枚数やその他の状況も挙げられるということですね
プロポーカープレイヤーのオールイン集

ここではプロポーカー(テキサスホールデム)プレイヤーのオールイン集を紹介します。
衝撃的なプレイが多いので、興味のある人はぜひ視聴してみてください。
- 役が何もないのにオールインをして相手を降ろす
- セミブラフでオールイン
- オールインをして最大のバリューをとる
役が何もないのにオールインをして相手を降ろす
こちらはブラファーとして有名なトムドワンが最弱ハンド72オフスーツでブラフをしてオールインをしている動画です。
相手は2ペアでとても強い役ですが、トムドワンによる強烈なオールインによってフォールドしています。
相手のハンドを予測したうえで、フォールドさせることができると判断してオールインをしている彼のプレイは魅力的です。
しかし、高等な技術の上でオールインをしているので真似をするのはあまりおすすめしません。
セミブラフでオールイン
https://www.youtube.com/watch?v=vz0fVQsenfQ(動画が削除されています)
こちらはポーカー(テキサスホールデム)ユーチューバーであるヨコサワがセミブラフでオールインしている動画です。
相手はセットなので、オールインに対してコールしますが、ヨコサワのアウツは非常に多く約30%の可能性で相手の役に勝つことができます。
このようにセミブラフのオールインをするシチュエーションは多く存在します。
オールインをして最大のバリューをとる
https://www.youtube.com/watch?v=v9k7er4_Ndo(動画が削除されています)
こちらの動画はナッツとセカンドナッツがオールインになった動画です。

動画のプレイヤーはストレートフラッシュでセカンドナッツのプレイヤーからコールをもらい、最大のチップを獲得しました。
このようにオールインをすることで、利益を最大化させることができます。
ポーカーのオールインとレイズ権の関係

レイズ権とは「レイズをする権利」ことです。
レイズ権があるかどうかは「自分の後に正しいレイズをした人がいるかどうか」で決まります。
正しいレイズとは「ミニマムレイズ以上の金額のレイズ」のことです。
ここでは以下の手順でオールインとレイズ権の関係を説明します。
- ミニマムレイズとは「最小金額のレイズ」のこと
- 2回目以降のミニマムは「前のレイズで上乗せされた額」
- オールインで起こる「不完全なレイズ」
- 自分のレイズの後に正しいレイズがなければレイズ権がない
- 自分のレイズの後に正しいレイズがあればレイズ権がある
以下、それぞれの詳しい説明です。
ミニマムレイズとは「最小金額のレイズ」のこと
ミニマムレイズとは「レイズできる最小金額」もしくは「最小金額でレイズすること」です。
レイズは「直前に上乗せされた金額」を自分も上乗せすればいいので、ミニマムレイズとは「直前に上乗せされた金額を上乗せすること」ともいえます。
ミニマムレイズは「2倍」と思っている人も多いでしょうが、それはオープンレイズ(最初のレイズ)だけです。
例えば、以下の例では最初にレイズしたUTG(アンダー・ザ・ガン)のミニマムレイズが、直前の2$の2倍になっています。

- SB:$1
- BB:$2
- UTG:$4
ここで2倍になったのは、ポーカーのオープンレイズ(最初のレイズ)は、2BB以上(BBの2倍以上)と決まっているためです。
しかし、オープンレイズが終わったらその制限がありません。
ミニマムレイズは2倍ではなく「前のレイズで上乗せされた額」によって決まります。
2回目以降のミニマムは「前のレイズで上乗せされた額」

先程の例をもう一度出します。
- SB:$1
- BB:$2
- UTG:$4
- HJ:?
UTGの次のプレイヤーであるHJ(ハイジャック)は、UTGが上乗せした「$2」を上乗せすれば、自分もレイズできます。
$4に$2を上乗せするので、HJのミニマムレイズは「$6」です。
- SB:$1
- BB:$2
- UTG:$4
- HJ:$6
- CO:$8
次のCO(カットオフ)のミニマムレイズも、同じ原理で$2上乗せの「$8」となります。
オールインで起こる「不完全なレイズ」
上記がミニマムレイズのルールですが「ミニマムレイズを満たしていないレイズ」が行われることまります。
そのようなレイズはオールインが原因で起こりますが、これを「不完全なレイズ」といいます。

例えば、以下のような展開になったとします。
- SB:$1
- BB:$2
- UTG:$6(レイズ)
- HJ:$8(オールイン)
UTGは$4上乗せしたので、HJがレイズするなら「6+4」で$10がミニマムレイズとなります。
しかし、HJが$8しか持っておらず、その状態でオールインしたとします。
この場合、ミニマムレイズの条件を満たしていないので、HJはレイズをしたことになりません(不完全なレイズ)。
自分のレイズの後に正しいレイズがなければレイズ権がない
HJがオールインをしている以上、次のCO(カットオフ)はHJと「同額以上」をベットする必要があります。

そのため、コールかフォールドが連続する、以下のような展開が多くなります。
- SB:$1
- BB:$2
- UTG:$6(レイズ)
- HJ:$8(オールイン)
- CO:$8(コール)
- BTN:フォールド
- SB:フォールド
- BB:$8(コール)
上のケースで次はUTGですが、UTGは自分の後で誰もレイズをしていない状態です。
そのため、UTGにはレイズ権がありません。
他のプレイヤーと同じようにコールかフォールドをする必要があります。
自分のレイズの後に正しいレイズがあればレイズ権がある
しかし、以下のように2回目のBBが「$12」をベットしたら別です。

- SB:$1
- BB:$2
- UTG:$6(レイズ)
- HJ:$8(オールイン)
- CO:$8(コール)
- BTN:フォールド
- SB:フォールド
- BB:$12(レイズ)
BBはこれで、$8に足して$4を上乗せしています。
そのため、UTGが上乗せした$4というミニマムレイズの条件を満たしています。
(もちろん、BBは$12より大きい金額でベットしてもかまいません)
こうしてBBがレイズをすると、UTGは「自分の前にレイズした人がいる」状態です。
そのため、UTGにもレイズ権が発生します。

簡単にまとめると、レイズ権は「自分の後でレイズをした人がいれば発生する」ということです!
ポーカーで相手からオールインされた場合の対処法
ポーカーのオールインについて考える場合、「こちらがどうオールインで仕掛けるか」だけでなく「相手からオールインされたらどうするのか」も考えておく必要があります。
そこでここでは、相手からオールインされた場合の対処法を以下のとおりに整理して解説します。
- 基本的にはフォールドを基本に考える
- 手札が強い場合は勝負ももちろんあり
基本的にはフォールドを基本に考える
相手からオールインされた場合の対処法の基本は、フォールドです。
チップを失うリスクを避けるために、基本的には慎重は判断をするべきだと言えるでしょう。
手札が弱いときや相手がタイトなスタイルにも関わらずオールインを仕掛けてきたときは、無理せずフォールドを検討してください。
ただし、もちろん「相手がオールインしてきたら絶対フォールド」といったわけではありません。
こちらの手札と相手の状況次第では、勝負を選択することは十分に考えられます。

慎重な行動を基本にしつつ、状況に合わせてアクションを取るのが大切ですね!
手札が強い場合は勝負ももちろんあり
こちらの手札が強い場合は、相手がオールインを仕掛けてきても勝負を受けるケースはあります。
フロップでフルハウス以上の強い役を持っていたり、ポケットペアの上位ランクであったりする場合などが、勝負を検討するタイミングです。
「この時は勝負する」と明確な決めつけは避けたいところですが、自分なりのルールを設けておくと判断しやすいかもしれません。

ただし、決めつけて行動するのはあまり良くないので、あくまでも状況を見ながら判断する習慣をつけたいところですね。
ポーカーのオールインに関するQ&A

ここではポーカー(テキサスホールデム)のオールインに関するよくある質問を紹介します。
- ポーカー(テキサスホールデム)のオールインに対する対策は何ですか?
- ポーカー(テキサスホールデム)のオールインに関してのマナーはありますか?
- ポーカーでオールインしたときの勝率を計算する方法はありますか?
- ポーカーのオールインの目安は?
- ポーカーのオールインの上限は?
- ポーカーでオールインされたらどうすべき?
- ポーカーのオールインはいつする?
- ポーカーでオールインしたプレイヤーはハンドを見せる?
- 「全ベットする」ってどういう意味ですか?
- プリフロップでオールインできるハンドの範囲はどこまで?
ポーカー(テキサスホールデム)のオールインに対する対策は何ですか?
相手がオールインを頻繁にしているプレイヤーに対してはある程度強いハンドでコールしましょう。
基本的にオールインにコールするハンドはかなり強いハンドでする必要があります。
しかし、相手にアジャストすることでオールインにコールするハンドのレンジを広げることもあります。
ポーカー(テキサスホールデム)のオールインに関してのマナーはありますか?
基本的にはありませんが、オールインをするときは発声することをおすすめします。
加えて、オールインをした後にもプレイが続いている場合はしゃべることはやめるほうが紳士的です。
ポーカー(テキサスホールデム)でオールインしたときの勝率を計算する方法はありますか?
その場で瞬時に計算することは難しいですが、勝率を計算してくれるアプリであればあります。
多くのアプリが存在しますが、おすすめはポーカー(テキサスホールデム)計算機です。
カードを入力するだけで勝率を計算してくれるので便利です。
ポーカーのオールインの目安は?
ポーカーのオールインの目安は「ポット額とスタックが同じくらいになる」というタイミングです。
例えばプリフロップで打つ場合、20BB以下程度が一つの目安です。

これはあくまで一つの目安なので、基本的には「良いハンドが入ったらオールイン」と考えてください。
ポーカーのオールインの上限は?
ポーカーのオールインには上限がありません。
オールインとは「手持ちのチップを全て賭けること」なので、その時点で持っているチップを全て賭けることができます。
特別に「持ち込むチップ自体をいくらまでにする」という上限が定められているゲームはあるかもしれません。
その場合は、その特別ルールに従います。
また、ベット額があらかじめ決められているゲームでは、そのベット限度額を超えてオールインすることはできません。
具体的には、PLO(Pot Limid Omaha)やリミットゲームなどが挙げられます。

そうした特別ルールがない限りは、オールインに上限はないということです。
ポーカーでオールインされたらどうすべき?
ポーカーでオールインされたらどうすべきかは、当然状況によります。
自分のハンドが明らかに強く「相手のハンドを超える自信がある」という場合は、勝負すべきです。
また、相手のプレイスタイルがルースで、しょっちゅうブラフを仕掛けてくるタイプであれば、ブラフを疑って勝負すべきです。
逆に自分のハンドが弱い時や、相手がタイトなプレイヤーであれば、フォールドするのが良いでしょう。
この他、トーナメントの終盤などでブラインドチップ(ゲームに参加するだけでかかる金額)が高くなっている場合も、勝負すべき場面が増えます。
理由は、参加費だけでも高い場合は「フォールドを繰り返しているだけで資金が減っていく」ためです。

つまり、最終的に法則はなく「状況に応じて判断する」ということになります!
ポーカーのオールインはいつする?
ポーカーのオールインをするべきタイミングの一つは「自分のハンドが強いものの、コールするチップが足りない」という時です。
コールとは前のプレイヤーと同額を賭けることですが、その金額に足りない状態で勝負するのであれば、オールインが唯一の選択肢となります。
ただ、こうして勝負を継続できるのは良いのですが、オールインをすると「自分のハンドが強い」ことを他プレイヤーに伝えることになり、フォールドされてしまう恐れもあります。

そのため、日頃から適度にブラフを入れておき「ブラフかもしれない」と思わせることが重要です!
ポーカーでオールインしたプレイヤーはハンドを見せる?
ポーカーでオールインしたプレイヤーは、当然最後にハンドを見せる必要があります。
そのハンドに参加するプレイヤーの全てのアクションが終わったら、全員がハンドを見せます。
オールインしたプレイヤーも、そのオールインに対してコールしたプレイヤーも、ハンドを開示せずにマック(フォールド)はできません。

最後にハンドを見せたくないなら、自分のアクションでコールではなくフォールドをする必要があります。
「全ベットする」ってどういう意味ですか?
「全ベットする」とは、自分が持っているお金をすべて行為を指す言葉です。
ポーカー以外のカジノゲームでもたびたび使用される言葉であり、「フルベット」などと言い換えられることもあります。
また、一般的にも広く使用される表現でもあり、ビジネスではしばしば「使える時間や労力、お金などをすべて費やす」といった意味合いで使われることもあるでしょう。
そしてポーカーにおいて「全ベットする」は、オールインのことを指すケースが多いと言えます。

使用される局面に応じた解釈ができる言葉ではありますが、ポーカーにおいてはオールインのことを言っていることが基本ですね!
プリフロップでオールインできるハンドの範囲はどこまで?
プリフロップでオールインできるハンドの範囲は決まっているわけではなく、ポジションやその他の状況で変化します。
基本的に、強いハンド(AA・KK・AK・QQ)である場合は、積極的にオールインを検討するのが基本的なスタンスです。
JJ以下の場合は微妙なところであり、状況に合わせてオールインすべきか検討する必要があります。
また、スタックサイズのサイズに合わせて、オールインすべきハンドの範囲も変化する点は頭に入れておくべきでしょう。

オールインによって相手にプレッシャーを与えられる局面なのかも、よく考えた方が良いですね!
【まとめ】ポーカー(テキサスホールデム)のオールインとは

本記事ではポーカー(テキサスホールデム)のオールインについて説明しました。
ポーカー(テキサスホールデム)のオールインをする際には大きなリスクを伴いますが、最大バリューをとれる可能性もあります。
オールインをするシチュエーションを勉強して、利益の最大化ができるようにしていきましょう!