ポーカーのVPIPとは?VPIP率の適正値・勝率を上げる方法まで紹介

- ポーカーのVPIPってなに?
- VPIPごとの戦略を知りたい
- VPIPを参考にする場面は?
「VPIPってどんな場面で使えるのche?」こんな疑問を持ったことはありませんでしょうか?
ポーカーにおけるVPIPとは、かんたんに説明するとゲームへの参加率ということですが、具体的にどのような場面で活用するのでしょうか。
本記事では、そんなVPIPの意味や適正値、VPIP率、活用方法についてわかりやすく説明します。
後半には、ポーカープロのVPIPに関するアドバイスを紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
- VPIPとはプリフロップ時にチップを出して参加する確率を数値に出したもの
- VPIPの適正値は20~25%
- VPIPを参考にする場面は自分がハンドに参加するとき
- ルースな相手に対してはレイズを増やしていくことが大切
VPIPを適正値にするには、適切なハンドレンジを覚えることが重要です。
GTO Wizardであれば、ハンドレンジを覚えられるだけでなく、ハンド解析やAI対戦などさまざまな機能を利用できます。

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参考:【限定割引】GTOWizardとは?値段・使い方・購入方法を紹介
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TikTokフォロワー数25万人超えのインフルエンサー。
ダンス歴18年でミュージカル15作品以上に出演し多岐にわたる活動をしている。
ポーカー歴は1年。
YouTubeにて自身のポーカーチャンネル「うだちーポーカーChannel」を開設。
ポーカー活動を中心に動画投稿している。

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ポーカーのVPIP・VPIP率とは
ポーカーにおけるVPIPとは、プリフロップ時にチップを出して参加する確率を数値に出したものです。
VPIPは”Voluntarily Put Chips In Pot”の略称で、「自発的にポットに対してチップを入れる」ことを指します。

ブラインドを支払った時(BB)にチェックで回った場合は、VPIPには含まれないので注意しましょう。

VPIPに含まれないのはフォールドしたときとBBでチェックしたときのみです
VPIPはライブポーカーである程度数えるプレイヤーも存在しますが、オンラインポーカーだと正確な数値が見れるものも多いです。
VPIPを知ることで、プリフロップ時にどのくらいのハンドで参加しているのかが一目でわかるので一つの指標にすることができます。
参考:オンラインポーカーおすすめ人気ランキング28選|アプリやツールも紹介
ポーカーでVPIP・VPIP率が大切な理由
VPIPは、ポーカーにおいて重要な役割を持ちます。
そこで、ここではVPIPが大切と言われる理由を紹介します。

- 自分または相手プレイヤーのプレイスタイルを分析する際に役立つ
- 相手プレイヤーにアジャストできる
- ブラフベットやバリューベットを上手く活用できる
- エクスプロイトに役立てられる
それぞれ具体的に見ていきましょう。
自分または相手プレイヤーのプレイスタイルを分析する際に役立つ
VPIPが大切と言われるのは、自分または相手プレイヤーのプレイスタイルを分析する際に役立つためです。
VPIPは、その人がどのくらいの割合でプリフロップに参加するかを示したものです。
適正値は20%前後と言われており、それ以下の場合はタイト、それ以上はルースなプレイヤーと言えます。


適正値についてはこの後詳しく解説していきます!
例えば、自分のVPIPが適正値より高ければ、今後はタイトめにプレイしようと修正することができます。
また、相手プレイヤーのVPIPが低ければ、強いハンドを持つときに参加する割合が高いと予想できます。
このように、VPIPを見れば、そのプレイヤーのハンドレンジやプレイスタイルをおおよそ予想できます。
相手プレイヤーにアジャストできる
相手プレイヤーのVPIPを知ることで、アジャストしやすくなります。

相手のプレースタイルに応じて自分が適応すること。
例えば、相手のVPIPが35%としましょう。
相手のVPIPはかなり高いため、弱いハンドでも参加してくることが予想できます。

加えて、VPIPが高いプレイヤーはブラフの割合も多めですね!
この相手に対しては、通常のハンドレンジよりも広めにプレイしても問題ないでしょう。
反対に、VPIPが低い相手であれば、強いハンドの時だけ参加してくるため、レンジを狭めてプレイするようアジャストできます。
ブラフベットやバリューベットを上手く活用できる
VPIPは相手のハンドレンジを示すため、相手のVPIPに基づいてブラフやバリューベットを行うことができます。
相手のVPIPが高い場合、彼らは弱いハンドを含めた、広めのレンジでコールしてくる可能性が高いです。
そのため、相手のVPIPを把握し、それに応じたブラフやバリューベットを打つことで、より多くのチップを獲得できます。

ブラフベットのやり方は下記の記事をご参考にしてください!
エクスプロイトに役立てられる
VPIPをしっかりと理解してポーカーに利用できるようになれば、エクスプロイト戦略におおいに役立ちます。
相手のVPIPが低いようであれば、タイト目にプレイすることが求められるでしょう。
一方で、相手のVPIPが一般的な数値より高いようであれば、こちらとしてはある程度ハンドレンジを低くして戦っていきます。
相手の特徴からスキを見つけ出し、積極的についていくのがポーカーにおける重要な戦い方です。

当然、こちらのVPIPも見られている可能性は考えておくべきですね。エクスプロイトについては、以下の記事を参考にしてみてください!
ポーカーVPIP・VPIP率の適正値(6MAX)|タイプごとに紹介
ここではタイプごとのVPIPの平均を紹介します。
また、こちらのVPIPは6maxを想定しています。

タイト:VPIP15~20%

タイトなプレイヤーはVPIPが15~20%のプレイヤーのことです。
スターティングハンドは非常に絞っているため、強いハンドを持っていることが多いです。
平均の勝率は上がる傾向にありますが、あまりにもハンドを絞りすぎると相手にすぐに降りられてしまうため、バリューが取れない原因につながってしまいます。
自分のイメージを利用して、ポストフロップ以降はアグレッシブにプレイすることをおすすめします。
スタンダード:VPIP20~25%

通常のプレイヤーのVPIPは20~25%といわれています。
このVPIPの場合は、AXスーテッドはすべてのハンドで参加することになります。
GTOでの適正値はほとんどのシチュエーションで25%を超えることがないので覚えておきましょう。
ルース:VPIP25~30%

ルース(積極的)なプレイヤーのVPIPは25~30%であることが多いです。
スーテッドコネクターなどでも積極的に参加してくるので、多くのハンドを想定する必要があります。
しかし、ポーカーは参加率を上げると基本的に勝率が下がることがほとんどです。
ブラフを多用しない場合はVPIPが高いと勝率が下がるので、始めの内はタイトにすることを目指しましょう。
ポーカーのVPIPを参考にする場面
ここではVPIPを参考にする場面を紹介します。

レイズに対してコールするとき
プレイヤーがレイズしたときにコールしたい場合は、相手のVPIPを見るとコールできるかどうかがわかります。
相手がタイトの場合はコールするハンドを絞り、ルースの場合はコールするハンドを広げます。

スタンダードのVPIPの場合は、GTO通りのハンドレンジでプレイすると効果的です。
GTOのハンドレンジについてはハンドレンジについての記事を参照しましょう。
オープンするときのBBの参加率
オープンするハンドが来た際にはBBの参加率を見るといいでしょう。

BBの参加率が高い場合はレイズに対してコールする可能性が高いため、少しハンドレンジを絞るといいでしょう。
反対に、BBのプレイヤーのVPIPが低い場合はレイズに対してフォールドする可能性が高いためハンドレンジを緩くすることが良くなります。
3Betをするときのタイミング
レイズした相手のVPIPを見ることで、3Betするハンドを決めることができます。
ルースの相手の場合は3Betをしたときにフォールドする確率が増えますが、タイトな相手に対して3Betをしてもフォールドしてくれないことが多くなります。
相手のVPIPを見てアクションを決めることは大切な戦略になります。
オールインをするときのタイミング
こちらはトーナメントで使うことが多いですが、オールインをするハンドを決めるときにVPIPを見ておくといいでしょう。
ルースな相手であると、レイズに対してオールインをかぶせると、ほとんどの確率でフォールドしてくれます。
一方で、タイトな相手にオールインをかぶせても、コールされる確率が高いです。

逆に言えば、強いハンドの時はタイトの相手に対しては積極的にオールインをしていきましょう
ポーカーのVPIPごとの戦略の立て方
ここではVPIPごとの戦略の立て方を紹介します。

タイトな相手に対してはコールを多くする
タイトな相手の弱点は、ハンドレンジが限定されることです。
「このシチュエーションだとおそらくこのハンドが濃厚」「多分このハンドだと思う」などある程度ハンドを想定することが可能なので、ポストフロップがプレイしやすいです。
ブラフやバリューを明確に打てるシチュエーションが増えるのでコールを多くしていきましょう。
スタンダードな相手に対してはGTO通りのプレイをする
スタンダードな相手に対してはGTO通りのハンドレンジでプレイすることをおすすめします。
スタンダードな相手はプリフロップにおいては、ハンドレンジが間違っていることが少ないです。
自分のハンドレンジが外れてしまうと、相手の期待値がプラスになってしまうので、こちらもGTO通りのハンドレンジでプレイする必要があります。

GTO戦略は下記の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください!
参考:ポーカーのGTOとは?ゲーム理論に基づくナッシュ均衡を紹介
ルースな相手に対してはレイズを多くする
ルースな相手に対してはコールすることを減らし、フォールドとレイズを多用しましょう。
ルースな相手は基本的に3Betに対してフォールドするハンドが多いです。
コールされたとしてもフロップ以降を有利に進めることができるので、3Betを増やすことは大切になります。
ポーカープロから学ぶ|VPIP・VPIP率について
ここでは、ポーカープロがVPIPが高い相手の対処法について言及している箇所をピックアップしました。
木原直哉プロ

木原直哉プロは世界で最も大きな大会(WSOP)でタイトルを獲得しているポーカープロです。
大型大会などのナレーションを務める機会が多く、ほとんどのポーカープレイヤーが認知しています。
そんな木原プロがVPIPが高い(適正値からずれている)相手の対処法のおすすめは
「ちょっとだけタイトに打ち、参加する時はかなり高い金額にレイズする。フロップ以降もしっかり大きくベットする。」
木原直哉オフィシャルブログより
というものでした。

始めのうちは大きなミスが減るようなプレイすることが大切ということですね
横澤真人プロ

横澤真人プロは世界的にも有名なポーカーYouTuberです。
「世界のヨコサワ」でもお馴染みなヨコサワプロはこのように述べています。
強者はほぼすべてのアクション中におおよそのGTOレンジを頭の中で構成しながらプレイしています。それを踏まえたうえで相手のミスにアジャストしつつ、強い相手同士では乱数を混ぜてバランスします。
世界のヨコサワTwitterより
ポーカーが強い人は、GTOのレンジを頭の中で構成しているとのことです。
ポーカープロがGTOを意識しているということは、上達するにはGTO通りにレンジを覚えてVPIPも均等にする必要があることがわかります。

プロはそのうえで相手にアジャストするのがうまいイメージですね
GTOについて詳しく知りたい方はGTOとは?ゲーム理論に基づくナッシュ均衡を紹介の記事を閲覧しましょう。
ポーカーのVPIP・VPIP率を見る際の注意点
ポーカーのVPIP・VPIP率を見る際の注意点は、以下のとおりです。

- 1万ハンド以上で算出されたVPIP率のみ信頼できる
- VPIP以外にも多くの情報を見て判断する
- VPIPの適正値はレーキによって変動する
- VPIP率の適正化ばかりを目的としてはいけない
1万ハンド以上で算出されたVPIP率のみ信頼できる
VPIP率は、そのプレイヤーのプレイの傾向を推測する数値です。
プレイの傾向が明確に数値に現れるまでには、1万ハンドは必要とされています。
そのため、VPIP率を見るときはそのプレイヤーの累計ハンド数も同時に見る必要があります。

1万ハンドに満たない場合のVPIP率は、あくまで参考程度にとどめましょう!
VPIP以外にも多くの情報を見て判断する
当然ながら、ポーカーで重要なデータはVPIPだけではありません。
VPIP率以外にもスタッツも含めて様々な情報を見て、取るべき選択肢を判断する必要があります。
オンラインポーカーの場合はリアルポーカーのように相手の空気を読むことはありませんが、それでも経験から来る勘が重要になるケースは多々あります。

データの分析も直感的な判断も、場数を踏むほどレベルが上がっていきます!
VPIPの適正値はレーキによって変動する
どの程度がVPIPの適正値かは、レーキによって変動します。

レーキとは運営側に支払う手数料のことで、オンラインポーカーのほとんどは5%前後です。
しかし、サイトやアプリ、ゲームの種類によっては10%程度のレーキがかかっていることもあります。
10%であれば負担が大きいため、多くのプレイヤーは通常よりも勝負への参加率を抑える傾向があります。
そのため、レーキが高いゲームではVPIPも低くなります。

この点、KKポーカーなどレーキがほとんどのテーブルで統一されているオンラインポーカーは、VPIPの数値を見やすいといえます!
VPIP率の適正化ばかりを目的としてはいけない
VPIP率はポーカーの分析において重要な指標ですが、実際にプレイする際にVPIPの適正化ばかりを意識してアクションを選択してはいけません。
VPIPを適正化させようとすると、いつもとは異なるプレイスタイルを実践しなくてはならないためです。
これまで非常にタイトなスタイルを基本としている人がVPIP率を見て、「もう少し上げなくては」と考えたとしましょう。
その場合、通常であれば自信がなくフォールドしていたハンドでも勝負を選択するケースが出てきます。
もちろん正しく判断できるようになっていれば良いのですが、いきなりスタイルを変えようとしても無理が出てきてしまうものでしょう。

自分のやり方を分析し、少しずつ改善していく姿勢が重要だと言えます。
ポーカーのVPIP・VPIP率に関するQ&A

ここではポーカーのVPIPに関する良くある質問を紹介します。
ポーカーのVPIP読み方を教えてください。
VPIP(Voluntarily Put Chips In Potの略称)は「ブイピップ」と呼びます。
VPIPは、ポーカーのフリプロップ時に、チップを出してゲームに参加する割合を示したものです。
VPIPを確認することで、相手のハンドレンジを予想できるため、ゲームを有利に進める指標の一つと言えます。
ポーカーの6Max(6人テーブル)のVPIP適正値はいくつですか?
6Maxの場合は20~25%が適正値といえます。
20%未満はタイト25%以上はルースなプレイヤーです。
始めのうちは適正値でプレイすることをおすすめします。
VPIPはどこで確認できますか?
VPIPはHUDツールと言われる分析ツールを使って確認することができます。
HUDとは、ヘッズアップディスプレイの略称で、相手のスタッツ(統計データ)を確認できるツールを指します。
オンランポーカーアプリの多くには、HUD機能が含まれており、それを使ってVPIPを確認することができます。
プロのVPIPはどのくらいですか?
プロやテーブルによって大きく異なりますが、23%前後のプレイヤーが多いです。
GTO通りのハンドレンジを採用していることはもちろんのこと、ブラフする頻度を少し増やしてプレイするプロは多い印象です。

ブラフレンジを増やしているんですね
ポーカーのWTSDとは何ですか?
WTSDとは”Went To ShowDown”の略称です。
言葉の通りショウダウンまで行く割合までのことをいいます。
適正値としては35%前後が指標になります。
ポーカーのPFRとは何ですか?

PFRとは、プリフロップにてレイズで参加する割合を示したものです。
PFRはVPIPと同じくらい重要なものなので、必ず覚えておきましょう。

PFRの適正値は約18%です。これよりも高ければ、アグレッシブなプレイヤーの可能性が。
VPIPの平均値はどのくらいですか?
VPIPの平均値は21~22%前後と言われています。
したがって、20%を基準として数値が低ければタイト、高ければルーズな傾向があるプレイヤーだと分析できるでしょう。

相手の分析において、平均値を知っておくことは大切ですね!
ポーカーのVPIPは勝率と関係ありますか?
関係あります。
VPIPはチップを出してゲームに参加する割合を表したものであり、VPIPを見ることで、その人のハンドレンジを確認できます。
VPIPが低ければ低いほど、強いハンドでしかゲームに参加しないため、勝率を上げやすくなります。
ただし、VPIPを下げようとすると、勝機のあるハンドでも降りることになるので、GTOをベースに参加ハンドを調整するのがおすすめです。

無理やりVPIP率を修正しようとしてハンドを選ぶと、勝てるものも勝てなくなります…!
VPIP率はどのくらいから高いと言われていますか?
VPIPの平均値は20~25%前後と言われており、25%を超えると高いと言われています。
VPIP率が高いと、ハンドレンジが広く、比較的弱いハンドでも参加することを意味します。

初心者の方は平均値を目指すと良いですね!
VPIPが高い相手の対策方法は?
VPIPの数値が高いと、ハンドレンジが広く、GTOから外れた戦略をとっていることになります。
スターティングハンドが多少弱い場合でも、VPIP率が高い相手であれば参加してくるはずです。
そういった相手には、コールを減らし、レイズを増やして牽制するのが効果的です。

自分に有利なボードが開かれた場合は、積極的にベットしていくようにしましょう。
SBのVPIP率は?
SBのVPIP率は48.6%です。
SB(スモールブラインド)以外のポジションで参加する場合は、プレイヤーの人数を減らすために、レイズが推奨されます。
一方、SBとBB(ビッグブラインド)以外にプレイヤーがいない場合は、すでに2人まで減らせていること、BBがゲームを降りる選択肢が少ないことから、リンプインも考えられます。

リンプインとは、プリフロップでまだ誰もレイズしていない場面で、コールからゲームに参加することです。
ポーカーの3BET率とは?
ポーカーの3BET率とは「3BETする頻度」のことです。
スタッツ(ポーカーのプレイヤーデータ)の一つで「3BET-Frequency」と表記されることもあります。
3BET率の適正値は6〜9%です。
この数値が低いほど3BETで強い役(プレミアムハンド)が出る確率が高くなります。

そのため、3BET率が低いプレイヤーの3BETに遭遇したら、フォールドを多めにするのが賢い選択肢です!
ポーカーのVPIP率50%は異常?
ポーカーのVPIP率50%は、適正値とされる20~25%と比較すると、高すぎるといえます。
以下のヤフー知恵袋の質問でも、VPIP率50%のプレイヤーについて「クソアグレ=アグレッシブ過ぎる」と書かれています。

【参考】ポーカーのmホールデムで「ぷか」というVPIP率50パーセント…|Yahoo!知恵袋
上の質問者さんの場合、VPIP率50%という事典で「下手くそ」と決めつけていますが、その評価も間違いではないほど、50%というのは高すぎる数字です。
回答されている方の意見は「相手がアグレッシブで下手なら、運任せの勝負をする必要はない」「ポストフロップで相手がミスするチャンスを待てばいい」と指摘されています。
質問者さんが負けたのは「運勝負になる場面で勝負を挑んだ」ことだという指摘です。

相手が下手である可能性が高いなら「運勝負は避けて、相手のミスを待つべき」ということです!
理想的なVPIP率は?
VPIP率に理想的な数値はありませんが、一般的に適正値とされているのは、約18~30%です。
この範囲の中でも、18~24%のプレイヤーは「タイト」とされ、24~30%のプレイヤーは「ルース」とされます。
どちらが良い・どちらが理想ということもありませんが、強いていうなら「どちらにも対応できる」のが良いでしょう。

最終的にはVPIP率よりも勝率や勝利金の金額が全てなので、理想的なVPIP率にこだわる必要はありません!
ポーカーチェイスのVPIPはどのくらいが適正?
Poker Chase(ポーカーチェイス)でのVPIPの適正値は20〜25%程度です。
これはポーカーチェイスに限らず他のオンラインポーカーやアミューズメントポーカーでも同じです。
ポーカーのサービスやアプリごとにプレイヤーたちの特徴はありますが、適正なVPIPなどの数値はどこも同じだと考えてください。

同じサービスや店舗でも相手が初心者か上級者かによって数値は変わります!
VPIPチェッカーとは何ですか?
VPIPチェッカーとは、VPIPの数値を記録し、リアルタイムで表示できるツールです。
ポーカーのプレイ中のアクションを記録することで、自分のVPIP率を計算・表示してくれます。
自分のプレイスタイルの分析には、VPIPチェッカーは大変役立つツールであると考えられるでしょう。

ポーカーの実力アップには、こうしたツールの活用も重要な要素だと言えますね!
VPIPのほかに注目しておくべきスタッツはある?
VPIPのほかに注目しておくべきスタッツとしては、PERやAFが挙げられるでしょう。
PFRとは、プリフロップにおいてレイズで参加する割合を示している数値です。
プレイヤーの積極性が表現される数値であるといえるでしょう。
AFも、プレイヤーのアグレッシブさを表す数値です。
PERやAFとVPIPを組み合わせて分析すれば、相手をより詳細に・具体的に分析できるようになるでしょう。

相手の情報をどれだけ入手できるのかが、ポーカーにおいては大切!
【まとめ】ポーカーのVPIP・VPIP率について

本記事ではポーカーのVPIPについて紹介しました。
VPIPは相手の戦略を知る際に重要な指標の一つです。
どのくらいの参加率だとどのくらいのハンドレンジが同定できるのかを明確にして、ゲームを有利に進めていきましょう。